転職FPをはじめたきっかけ
みなさんこんにちは。
当ブログ「採用のウラ側」にお越しいただき
ありがとうございます。
今回は僕の肩書きである転職FPを
はじめさせていただいたきっかけに
ついてお伝えできればと思います。
少しだけお付き合いをお願いします…
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
そしてブログをご覧になられて
転職FPってなんだ?
と思われたと思います。
そもそも
FPってお金の相談をするところで
転職の相談をするところではないのでは
と思われた方も多いと思います。
僕自身もFPの資格を勉強していたときは
同じように考えていて、勉強をしてお金の知識を
得て、就業していた会社の従業員などに対して、
将来の老後資金などを築いていくうえでの
アドバイスができればいいなと考えていました。
しかしライフプランニングという科目を
勉強をしていた過程で、ある違和感を持ったことが
転職FPをはじめるきっかけになりました。
ライフプランニングはFPの必須となる科目で
平たく言うと1つの家計の収入と支出を
読み解きながらお金の流れを見える化をすることで
子どもの教育資金や住宅ローン、老後資金などの
将来必要となるお金に対しての対策をして
不安を解消していくようなことを勉強する
科目なのですが
FP技能士の試験問題や例題に出てくる
家計があまりにも今の世の中の実情に
あっていないと思いました。
例えばこんな感じです。
夫(48歳) 年収800万円(定年60歳)
※定年時に退職金1000万円支給
妻(45歳) 専業主婦
子(16歳) 高校生
年収800万円!?
60歳定年時に退職金1000万円!?
え、盤石すぎませんか…?
日本がこんな家計ばかりだったら
金融庁も老後2000万円問題なんて
正直取りざたさないはずです…。
そもそも、こういう家計だったら
ライフプランをガチガチに作りこまなくても
住宅ローンの残りと教育費を支払い
NISAやIDeCoを活用しながら
老後資金を積み立て、年に1回か2回ぐらい
旅行を楽しみながら余裕のある老後生活をして…
と提案して
はい、上がり!
ですね。
…こんな方ばかりを相手にしていたら
FPも苦労しませんよね。
これを見て僕はそもそもからして
収入が少ないから老後資金の対策が
できないという発想がないのかなと感じました。
つまり
FPが提案できる“ライフプランニング”は
収入が盤石な家計に特化していて
収入が少ない人は対象外…
収入を上げる方法は自分で考えてね。
そんな風に感じてしまい、例題や問題を
解きながらあまり良い気持ちはしませんでした。
・勤めている会社に退職金制度がない。
・NISA/IDeCoを始めた方がいいと考えているが
月々の収入を考えると難しい。
上記のようなお悩みを
抱えている方も多いと思います。
そして
お金について考えるとき…
将来必要なお金のことよりもまずは直近の
生きていくために必要なお金のことを考えます。
例えば…
・食費
・家賃
・水道光熱費
・携帯料金
上記を支払って余裕がなければ
絶対に老後資金対策なんてできません。
さらに
・常態化したサービス残業
・パワハラが横行する環境
・ギスギスした人間関係
このような環境にいると
ストレスを緩和するための
娯楽のお金だって必要です。
ときどき、美味しいものを食べたり
お酒を楽しんだりしないと
心身ともに壊れてしまいます。
”数十年先のお金よりも
今の生活を維持するお金の方が大事なんです”
つまりはある程度の収入や整った就労環境がないと
少し先のお金のことを考える余裕なんてできません。
それだったら
少し先の未来のお金のことを考えることが
できるだけの収入や就労環境が必要だと
考えたことが
転職FPをはじめたきっかけでした。
現状では
FPに相談できることは、
収入以外のお金の話がメインになることが多く
収入に関わる部分についてはFPではなく、
転職エージェントやキャリアコンサルタントと
いったように別々に相談する機会しかありません。
しかし、収入の源泉となるキャリアと
FPの専門分野であるライフプランニングは
密接に結びついています。
考えてみればあたりまえですよね。
収入が高くなることで、お金の使い道も広がり、
生活に必要なお金以外のことにも使うことが
できるようになることで、ライフプランニングも
充実させることができるのですから。
そのことから、私自身が人事や転職を経験して、
得たキャリアに関する知識を活かしキャリアと
ライフプランニングを同時に提案することができる
FPになるべく活動をさせていただいております。
とくに
・老後資金形成
・結婚して家庭を築く
この2つを考えれるような収入と環境を
提案していくことを重視していきたいと
考えています。
最後までお読みいただきありがとうございます!
転職FP 眞中 拓也